- Q:長男が別宗教に入信どうなる?私の葬儀(2008年12月11日掲載)
- 代々浄土真宗の家系ですが長男がほかの宗教に入信。夫婦で熱心に活動しているようです。信仰は自由ですが、私の葬儀をその宗教団体の方式で出されることには嫌悪感が。墓の問題も含め、息子たちの意のままにならぬよう守られる法的手続き、前もって私にできる、効力のある提示方法を教えてください。(綾瀬市 匿名希望)
A:葬儀などの法事を主宰することや、お墓の承継に関しては相続とは別に「祭祀(さいし)承継」と法律上は言い表します。これに関する祭祀主宰者を相続される人(被相続人)は、相続人に限らず指定することができます(民法代897条)。長男を祭祀の主宰者(喪主等)にしたくなければ、あなたの希望する宗教の方式で葬儀やその後の法事などを行ってくれる人を決め、その人を祭祀主宰者として指名すればよいのです。そのことは生前に文書で指名をしておき、遺言書でも指定しておく必要があるでしょう。
できれば、そのことを長男を含め後で問題になりそうな人々にあなたの意思を伝え、葬儀方法についても書面で争いのないように明示しておくのも一法です。
何もしないでおくと、「慣習」に従って祭祀主宰者も決まり、葬儀方法もその祭祀主宰者の考え通りにならざるを得ません。ご長男が主宰者になる可能性が多いでしょう。あなたの意思を明確にし、書面で争いのないようにしておけば、それに従ってあなたの希望する形で葬儀が行われ、墓の承継もその指名した人になされることになります。寺墓地の場合は、菩提寺ともそのことについて説明し事前の了解を得ておくことも必要でしょう。

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