2018年10月18日号

 「患者さんにあなたのおかげと言われる時が何よりも嬉しい。その上に賞をいただき、幸福な人間だ」とノーベル医学・生理学賞受賞の本庶佑さん▼治療に生かしたいという強い思いがあったからこそ、成功につながった。「ナンバーワンではなく、オンリーワン」「教科書を簡単に信じず、納得するまであきらめないこと」が研究者には必要と話す▼76歳の本庶さんは多くのがん患者を救いたい。研究を続けると現役へのこだわりを話す一方、今回の賞金で若手研究者支援の基金を設けると発表。研究の継続と、後進育成への意気込みを感じる▼何かを成し遂げた人から学ぶことは多い。物事に不可能はない、必ず道があることを教えてくれる   (渡)