2018年10月25日号

 ジブリ映画で有名な「魔女の宅急便」の原作者である83歳の角野栄子さん。今年3月、国際アンデルセン賞の作家賞を受賞した。児童文学のノーベル賞ともいわれる作家賞、日本人では3人目▼魔女を知らない街の人たちの偏見に悩みながらも「やりたいことは自分で決める」「心配は起きた時にすればいい」と、ほうきで飛ばずに歩くことで道を切り開く主人公▼子どもから大人まで、人生を肯定するヒントがそこに隠されている「読んで読んで読むことで、その人の中にその人の辞書ができていく」と話す角野さん▼人を惹き付けたり自分を表現することができる「自分の言葉」を持つことが、自分の中の個性を見つけ出すきっかけになるのかもしれない。 (金)